和田秀樹氏は偏差値の高い人に東大医学部をおすすめしない

和田秀樹氏が偏差値の高い人に東大医学部をおすすめしないという記事を出していました。

これは、どういうことなのかというと、東大医学部は必ずしも医師として研究を進めていくのに良い環境とは限らないということ、ノーベル賞等も一人も出していないし、上下関係が厳しいところだということ。

そして、医師の道以外にも大きく成功できる道はたくさんあるということでした。

今東大医学部を目座す人の理由が本当にその学部を目指す理由があって入ってくるのであればいいのですが、おそらく偏差値ゲームになってしまっているというところはあるのでしょう。

自分の学力が日本一だということを示すためだけに東大医学部を目指すというような現象が起こっている、この東大医学部だけの話ではなく大学は事実上偏差値ゲームになっているというところもあります。

偏差値が高いほど学校の勉強の理解度が優れているところはありますが、それが医師として本当に優れている人になるのかどうかというのは全くの別問題だと思います。勉強ができるから医者としての能力も高いのか、そんな事実はないですよね。
受験時代を通してな何も挫折を知らないで最後に勝ち抜いてしまった人が弱い人に寄り添えるのかどうかというところの問題もあるかもしれません。

医師だけの話ではなく、仕事でも実は学校の勉強ができたから仕事ができるのかっていうところに関する関連性はかなり微妙なところがあるかと思われます。もちろん頭が良ければ良いほど仕事での特殊能力を発揮しやすいというところもあるかもしれませんが、あくまでそれは偏りであり、実際の大企業のトップを見ると決して東京大学だけがトップになっているわけではありません。

そして大企業の話だけでなく中小企業を見たすべての社長の経歴を見ると、そんなに学校というのが重視されていないということもわかってきます。もちろん何も勉強しないような人っていうのは話になりませんが、そこまで偏差値至上主義でやっていくと、偏差値だけ高い人を生み出してしまうことになり、その人たちが後々問題となってしまうかもしれないのです。

話を元に戻して本当に優秀な人が医学部に行くべきなのかと言うと本当に医者を目指してる人であればそれは良いと思うのですがただ偏差値ゲームをために医学部を目指すのはやめたほうがいいと思います。

それよりは理系であれば科学技術をより発展させる方向へ進んでいた方が日本の為にも、人類のためにも良い結果となることが多いのではないかとも思えるのです。