良い大学を出て大企業に就職すればいいという価値観は変わってきている

最近になってますます「良い大学を出て大企業に就職すればいい」という価値観が変わってきてのではないかと感じています。

価値観の話だけではなく実際の社会での成功ということを考えても必ずしもこの良い大学良い会社といいようレールのパターンが崩れてきてるのではないかということも感じています。

本当は昔からそんなことはなかったのかもしれませんがどうしても社会の中での成功例ということを考えると最高が東京大学のような良い一流大学に入って東証一部上場の超大企業に勤める、あるいは外資系のエリート企業に勤めるというようなことが勝ち組のような空気感というのはありました。

それが現在ではバランスが変わってきたようにも思えるのです。その一つとしては価値観が多様になって必ずしも出世を目指していくということが正しいとは言えないというようなことも自然と受けいられるようになったということがあります。

別に仕事で大成功するだけが全てではないですし、特に仕事で成功する人というのはその労働条件もかなりハードな状態で早朝から夜中まで働くというような生活をしなければいけない人も多くいます。そこまでして一生懸命頑張るよりももっと自分らしい生き方を見つけていく、そんな価値観も決して悪いことではありません。

前の記事で大学受験で事件が起こってしまったというようなことも書きましたが、あまりにも勉強が全てというような価値観が定着してしまうと本当に勝ち残れるとは一握りになってしまい後の人は自分はダメなんだというような人生を送らなければできなくなってしまいます。一握りの人しか幸せになれないような社会の仕組みというのは絶対によくありません。

私は感じたのはこの価値観の多様化というだけではなく、普通に良い大学良い会社というレールを辿るわけではない成功者が多く出てきたということです。 簡単な例で言えば YouTuber とかはそうでしょう。 YouTube で成功するのに一切の学歴職歴というのは関係ありません。

そうでなくても、もう少し堅実な例としても一生懸命勉強して昔からある古い大企業に就職するようにも、IT等でベンチャーに入りそこから成功する人、あるいは起業して成功するような人、その人も多くなってきました。こちらの路線に行くにはそこまで大学名が要求されるわけでもなく、就職に関しても絶対的に良い会社であることも必要というわけではありません。

本当にプログラミングの腕であったり、起業アイディアの発想ができたり、実行力があるということであれば他の要素が特になくても成功する事が出来るようになっているのです。

これは実は少しずつ進んできている大きな社会の変化なのではないかと感じています。普通に勉強して大企業に入るという選択だけが正しいのではなく、本当の成功に近づくには別の成功パターンというのが出てきているのかもしれません。