大学入学共通テスト 歴代最低の平均点に

大学入学共通テストの数学1Aの予想平均点は38点になったというニュースが出ていました。

本当に今年の共通テストの受験生は大変な思いをしてるかなと思います。東京大学では事件も発生しましたし、そもそもコロナ禍での受験ということで常にどうなるかわからないような状態での勉強を強いられたということで苦労した人も多いかと思います。

そして今回共通テストの予想平均点が過去最低ということで、またこれもある意味異常値が出てしまったということで問題になるのかなとも思います。 今回低い点数がいた人も決して諦めてはいけないということです。

このような点数の差が出てしまう問題というのはある程度は仕方がないというところもあるのかもしれませんがあまりにも低い点数というのはやはり製作者側の問題というのは出てきてしまうのではないでしょうか。

数学はできるかできないかということで点数が上下しやすいということの理由は分かりますが、それでも大学入学共通テストという極めて重要なテストであれば本当に試験のプロが製作するべきであり、安定的な成績が出るようなテストを作らなければいけません。

それは難しいということを主張する人もいるのかもしれませんが、おそらく各種予備校であればこのようなテストは分析ができるようにきちんとしたものを作っているはずです。中途半端に学者的になり一般の受験生にとって非常に難しいと感じるようなテスト出すようなメリットはありません。受験生のほとんどが解けない問題を出すことはそれは製作者側の怠慢ということにもなってしまうのではないでしょうか。

テスト内容が新学習指導要領の方向性を強く意識したということで従来のような暗記型では対応しなくなったというようなコメントも出ていました。暗記をして対応することではなく思考力が試されてるというのは分かりますが、それを共通テストでやることなのでしょうか。

各種国立大学の2次試験なの本当にその大学にあった優秀な学生が出てきる試験であればオリジナルの難解なものであったり本当に思考力を試すものを出題しても良いとは思うのですが、共通テストの段階で異常に難しいものを出してしまうというのはやはり本当に正しいのかということを感じてしまいます。

今までの暗記重視はおかしいということでその方向性を変えようとしているのかもしれませんがそのことで受験生の負担が上がってしまうということはまた考え直さなければいけないのではとも思います。