ツイッター企業化が「最大の後悔」

Twitter創業者のジャック・ドーシー氏がツイッター企業化が「最大の後悔」と発言したとニュースになりました。

1つのプロトコルとして運営されるべきで特定の国家や別の企業に所有されるべきではないという考えのようです。

確かに直近でもイーロンマスク氏の買収騒ぎがあってこの問題は決着していません。
どうしても営利企業としてやっていくと利益を得るためにより商業的にならざるを得ないですし、オープンなプラットフォーム、健全なプラットフォームと作っていくという点と反する部分も出てきてしまうのかもしれません。

この点は本当に難しい問題ですよね。

日本では幅広く使われているTwitterでもはや社会インフラになっていますが他のGAFA等と比べると経営はなかなか上手くいっていないということがわかります。

利益を得るためにはやはり広告になってしまいますし、そうするとだんだん公共性が微妙になる部分もあるように思えます。

収益化が難しい部分

一方で日本企業ではLINE社などがいち早くソーシャルゲーム事業から撤退していますし、また最近では楽天などもSNS事業を縮小しているので、収益化が難しい部分はあると思います。
そうなるとやっぱりユーザーによる自主的なルール作りが必要でしょうね。
例えば、日本で言えば#metoo運動のように匿名性の高いサービスで告発するのは逆にリスクが高いような気がします。
やはり実名アカウントで発言できる環境をちゃんと作ることが大事だと思います。
今回の件についていえば、まずTwitter社はCEOの辞任を発表しています。その後、その声明文の中でこの問題について謝罪したのですが、謝罪の仕方についてもいろいろ議論されていますよね。
Facebookの場合も同様にCEOは辞任しましたが、その際のコメントについてはかなり批判されて、CEOとしては不適切だったと言われています。
これも結局のところTwitterにせよFacebookにせよ、自社の中だけで閉じておけばよかったものの、外部に対して公開してしまったことでトラブルが起こったということなのでしょうね。
そしてこれはおそらく日本の会社にも言えることだと思うんですけど、例えば役員人事って本当に難しいと思うんですよね。特に会社の利害関係者が多い場合などは。
株主との利害調整とか社内のバランスを取る必要もあって大変な仕事になるわけですね。
個人的には今後こうした問題が起こらないためにも、経営者自身が責任を持って行動することが大切だと思えるんですね。
実際、私が思うに今一番気をつけなければいけないことは、自分の首を自分で絞めるようなことをしないことなんじゃないでしょうか? 少なくとも私の個人的な意見ですが、経営陣にはもっと慎重に判断して欲しいです。
今回、上場廃止になったSBIホールディングスはまさにこういった事例だと思いますね。
今後の教訓となるべき事例ではないでしょうか。

今回の騒動を受けて、Twitter社は独自の仮想通貨であるDash(ダッシュ)の開発を発表したり、インフルエンサーマーケティングを行うWright Flyer Live Entertainment社の買収をしたりなど、対策に乗り出しているようですね。
ただ、これらはあくまで短期的というかその場しのぎにしかならないのかなという気もしますね。
というのも、根本的な問題は結局企業が保有している顧客情報の問題なわけですから、これをどうやって解決するかというのは大きな課題となります。たとえば、すでに存在している個人情報保護法やプライバシーマークなどの認証制度を活用して企業のコンプライアンスを高めることができれば解決に近づくでしょうけど、それでもどこまで守れるのかという問題もありますしね。
あとはやはりIT業界全体としても、新しい技術を開発してもそれが必ずしも正しい使い方ができるとは限らないので、常にアップデートしていく必要があるということなんでしょうね。
その点で言うと、これからさらに注目されるであろうブロックチェーン技術はまだまだ発展途上の技術なので、どういう方向に進むのかがまだわからないところもあるというのが怖いところです。
だから私はこの記事でも書いた通り、とりあえずしばらくは様子見かなと思っています。
もちろん、セキュリティー面で信頼できないのであれば使わないほうがいいとは思いますけどね。
とにかく今後も注視していきたいと思います。

twitterの理想的な使い方

twitterの理想的な使い方としてはどのようなものになるのでしょうか。私なりに考えてみました。
1.自分の近況などをつぶやく
2.他人のつぶやきを読む
3.興味のある話題があればリツイートする
4.気になるニュースがあったら引用してブログを書く
5.好きな有名人をフォローしたり
6.趣味に関連するコミュニティに参加する
7.フォロワー同士の交流の場として活用する
8.情報収集のために活用する
9.様々な人とコミュニケーションをとる
10.情報を発信するための手段

こういう使い方が考えられます。1~3までは今までと同じですね。4以降はtwitterの利用目的によって変わってくると思いますが、基本的にはこれに該当するのではないでしょうか。
1に関しては、今までのネット上のプロフィール欄にあったことをそのまま書いていくという感じになりますね。
2はどちらかというと最近の若者に多い感じで、SNS上で自分が得た経験談や感想を他人に伝える目的で利用する感じですかね。
3は自分なりの使い方をしている人が多いと思います。
4は自分の考えを書いたりするときに利用します。5は芸能人のツィートを読んだりして、自分の意見を言ったり共感したりするために使ったりと様々です。
6は他の機能を使う際に参考にするために使っていることが多いですね。
は情報収集で使うケースがほとんどだと思います。8は、ツイッター自体がそういうサイトですし、多くの人が利用していることからもわかるように多くの人にとって便利なものとなっています。
9は基本的に他の人の意見を聞いたり、自分の思ったことなどを書き込んだりしている場合が多いと思われます。10はほぼ100%上記のようなものでしょう。

このように考えると、基本的な考え方としては誰でも使えるけれど、その用途はそれぞれ人によって違うということですかね。ただ、他のサービスと違って無料で使えますので、利用者にとっては非常にありがたいものです。そういう意味ではやっぱり優れたサービスだと言えますよね。私もこれからもどんどん使っていきたいと思います! それでは最後にもう一度まとめましょう。
・基本的に誰もが自由に利用できるが、同時にある程度のルールを守っている必要がある
・使い方次第では非常に便利だが、間違った使い方をするとトラブルの原因にもなる

以上を踏まえて改めて考えてみることが必要になるのではないでしょうか。

 

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