手に職をつけるということは大事かもしれない

昔も手に職があるということが生き残るチャンスとなったことがありました。

シベリア抑留についての話が Twitter に出てきてまあ昔の話としてそういうこともあったなと思うかもしれませんが、実は今でも素敵な所っていうのはあまり変わっていないのかなとも思えるところがあります。

手に職があれば今会社員をしていて、その会社が倒産したり自分がクビになったり、給料が下がってどうしようもなくなったとしてもいつでも他の会社に移ることができたりします。

その手に職の内容次第にはなりますが、スキルがあれば場合によっては自分自身で独立して会社の力に頼らず自分の力だけで生活していくことができるかもしれません。

自分自身に明確なスキルがなくても会社の中であれば普通に生活は出てしまいますし仕事もできてしまいます。これが非常に危険なことだと思うのです。

会社は必ずしもスキルがつくような仕事を用意してくれるわけではありませんし、会社の中で長年働いていたとしても何か特別な能力がつくとは限らないところもあります。

毎日ずっと同じことを繰り返しているだけで変化がないような職場というのはいくらでもありますし、たとえそのような職場で出世したとしても、転職する時になって何ができますかと問われて私は課長ができますと答えるのでは笑い話になってしまいます。

そんな話が実際に起こりがちなというのは日本企業なのではないでしょうか。

明確にスキルと呼べる仕事が少ないのが日本の職場

どのようなスキルがつくかという点において明確にスキルと呼べるような仕事が少ないのが日本の職場なのかなとも感じています。

営業ができますというのはひとつのスキルではありますがただ営業何十年だからそれが評価されるのかというとちょっと異なります。営業であればまだ実際に売上を上げることができるので評価されやすいというところあるかもしれません。

社内の仕事で事務仕事という場合そのスキルはどのように評価されるのでしょうか? Excel や Wordができますなんて話はあまりにも低レベルの話でありそれだけでは超基本的な事務員にしかならずスキルアップや収入アップということは望めません。

だからといって社内調整を一生懸命やりましたと言っても、それがうまく評価されるのかと言うとその中身は極めて不透明であり、具体的な専門知識を伴わなければポテンシャル評価としてしか評価が難しいものになってしまいます。

どうやって他の会社でも即戦力と言えるようなスキルを身につけていくのか、独立できるようなスキルを身につけていくのか。これは日本の会社で普通の仕事をしている限りなかなか難しい課題となってきそうです。

手に職があればよかったのにと後悔することのないように普段からこのことは意識して動いていきたいですね。