docomoのahamoは一気にスマホ料金の格安化の流れを進めることになりました。
このahamoについてのインタビューがありましたので読んでみました。
ahamoは「200万の真ん中くらい」 homeでんわで「取られたものを取り返す」――NTT澤田社長一問一答(2022年2月編)
https://news.yahoo.co.jp/articles/480094f4cfe592aade7dbf42ea2c5079c49ec1ab
ahamoの具体的な数値は公表していないそうですが、200万強程度の回線はahamoとして契約しているそうです。
ahamoについてテコ入れをしていくのかどうかについては、
「ahamoだけでなくドコモ全体という観点では、「ドコモでんき」や「homeでんわ」とのバンドルは必ず出てくると思います。OCN モバイル ONEやフリービット(TONE for docomo)のサービスと(ドコモでんきなどを)どう連携して売っていくのかも重要」
というようなコメントが出ていました。
上手く他のことを組み合わせてahamoという言葉を明言するのを避けているように思える回答でした。
店頭でahamoについてキャンペーンなどを起こっているのを見ることもありますのでテコ入れをしていることは事実にはなるのでしょうけど、なかなか難しい側
面もあるように思えます。
ahamoが増えても嬉しくないのでは?
docomoにとってahamoが増えることが嬉しいのかどうかというとかなり微妙な点もあるように思います。
それは、docomoをもともと契約して高額料金を支払っているユーザーであればそのまま支払っていてくれた方がdocomoにとっては得だということです。
ahamoがたった200万強ユーザーしかいないということは、数千万ユーザーはまだまだdocomoの通常料金を支払っていることになります。
これらのユーザーが他社に流れてしまうのは微妙ですが、docomoないで単純にahamoに移られてもそれはそれで困ってしまうのではないでしょうか。
ahamoのプロモーションにおいても、他社からの流入であれば純粋にプラスになりますが、自社内であればマイナスになるというジレンマがあるはずです。
総合的に囲い込みでahamoユーザーに別のサービスを売ればということで当然その試みは進んでいて今回のhomeでんわのような固定電話サービスもあるのでしょうけど、収益がこれで大幅に改善するようにも見えません。
これまでが儲けすぎてあり、経営体力は十分にあるという見方もできるとは思いますが、果たして今後ahamoの推奨はどこまでしていくのかというのは気になるところです。