30歳までにやっておくこととかの本

よく30歳までにやっておくことなどと言ったような本が売られています。

自己啓発とかの類ですよね。

こういう本を読むのも好きなのですが、気を付けなければいけないのはあくまでそこに書いてあるやっておくことというのはその作者のその当時の時代の人生でしかないということです。

そこに書いてあることを全てを真似する必要性なんてありませんし、真似したからといって自分が成功するという保証はどこにもないということです。

昔は純粋にそういう本の内容を信じてその通りに行動していけばうまくいく、今うまくいかないのは自分の行動力が足りていないからだということを思ったりもしていたのですが改めて考えてみると何か違うのではないかということも感じるようになりました。

改めて読んでみると結構中身が説教臭かったり時代の違いを感じたりすることもあるんですよね。今でも泥臭く一生懸命働いて成功を掴むために日々頑張っていくということは決して悪いことではありません。

ですが今現在の若者の成功パターンを見ていくと必ずしも今中年になった人達の成功してる法則とは違っていたりするんです。

典型的な例を見ても昔は大企業に入ったり一流企業中で一生懸命働いて昇進するパターンが成功例だったり、しばらく有名企業中で実績を積んでそこから独立するのは成功パターンだったりしました。でも今は若い人がいきなり独立をして成功したり、全く無名のIT企業から急激に伸びて成功するような人も多く出てきています。

昔だったら絶対にそんな選択肢はなかったということが増えています。
働き方だってがむしゃらに働くのではないようなやり方で成功している人も増えてますし、SNSを上手に使って若いのに成功して巨額の富を築くような人も出てきています。

別に新しい働き方が正しくて今までの働き方が間違っているという話ではありませんが自己啓発書を書いている人達は大体それなりの年齢になって昔の事を振り返って書いています。
本当にそのやり方が今正しくてそのやり方頑張っていれば成功できるのかというと、実は違うのではないかと思えることも多々あるのです。

そして時代には関係なくその成功方はその人だからこそ成功したということもあります。同じ努力の仕方をしても人によってキャラというのは違いますし、うまくいくかどうかもその人次第というのもあります。営業が得意な人もいれば経理の得意な人もいて、営業が苦手な人に無理やり営業やらせたからといってうまくいくとは限らないというようなものもあります。

このような特性の違いというのを全て無視してこれをやれば成功すると断言する自己啓発本は 、ちょうど内容がマッチして自分に合うと感じる人であれば問題はないかもしれませんが、ただそれをやればいいとひたすら信じてしまうというのはちょっと違うのではないかと思うのです。

最終的に決断するのは自分ですし、 自分のことは自分しか分かりません。
何かに食べるのもいいですが、それだけならないように注意していかなければいけません。