メタ(MEta)社の株価急落ということで本日のニュースやSNSタイムラインがざわついています。
26%安、時間総額27兆円損失ということで、一企業の損失額としてはとてつもない数値となっています。大半の上場企業の時価総額を上回るということで、株式市場にも大幅な影響を与えてしまいました。
純利益の減少が原因だとされています。
もともとメタ社は既存のfacebook離れが大きくなってきていますし、広告に関しても良い印象は持たれていないところがあります。
そして今新たにfacebookからメタ社に社名変更したとおり、メタバース事業に力を入れていくということ、このメタバース事業の損失が1兆円以上出ているということで不安にさせているのです。
そうはいっても、このままfacebook、インスタ頼りのまま継続していくわけにはいかないでしょうし、メタバース市場を取れるかどうかで次の世代の勝負が決まるというところもあり勝負に出ざるを得ないところでもあるのかなと思われます。
メタバースが流行るのかどうか
メタバースが流行るのかどうか、また流行るとしてもその時期が近い時期なのかどうか、そこは課題となりそうです。
似たようなサービスは次々といろいろなところで発生し消えていくのが常であり、メタ社のメタバースだけが全てというわけではありません。
どうしても日本人にはセカンドライフが思い浮かんでしまうところもあります。セカンドライフはあれだけメディアに特集されましたが、特にそれ以上となることはなく、ブームは終わってしまいました。
今は当時より遥かに技術は進んでいるので、表現の幅も上がり、今度こそ仮想空間を楽しめるのかもしれません。
多くの人がそこに集まって楽しめるだけのコンテンツがあるのか、そこにお金を落とすだけのモチベーションが生まれるのか。一部の人だけではないライトユーザーにも魅力的な場所になるのか。ここが気になります。
ゲームをする空間であればメタバース内でなくても最初から3Dでできるようなゲームはすでに溢れています。ショッピングをメタバース内でするのもいいかもしれませんが、それは珍しいだけであり通常のオンラインショッピングと変わる話ではありません。
これがコミュニティとして交流できる土壌ができてくると変わってくるかもしれません。人と人とのつながりができることはいつの時代でも魅力的なものです。
成功するのかどうかは今の段階では誰も判断できないですが、新しい世界が出来てそこで誰もが楽しめるなんてことが起こればいいですよね。