学術会議の任命拒否は変わらない

ニュースを見ると岸田首相になっても学術会議の任命拒否は変わらないというものが出てきました。

この任命拒否については菅首相の功績として認めるべきもので、任命拒否は続けるべきだというようなコメントが Yahoo だと多いようです。

マスコミの報道の仕方はそれぞれ立場が異なっているので必ずしも正しい情報を発信してるとは言えません。政府寄りなのかそうでないのかでこの報道の仕方は180度変わってしまいます。

結局のところこの学術会議自体がはっきりしないという問題を抱えているように思います。
この点をもう少し整理してはっきりさせればいいのになというのを感じてしまいます。

ここまで曖昧な話で問題になってしまうのであれば制度自体を変革して首相が完全に任命するようにすれば何も問題は起こらないはずです。

学問の自由の話がすぐ出てきますが別にこの会議の委員に任命されるかどうかで学問ができなくなる話ではありません。そもそもこの会議に所属してない人すらいますし、ここに所属しなければできない学問というのはどういう学問になるのでしょうか。

今のところ細かい内容が明らかになっているので分かりませんが実はスパイだったとか技術流出のリスクがあるとかそんな疑いのコメントまで出ています。単純な好き嫌いで任命拒否をするほど馬鹿な判断をしてるとも思えませんし、やはり何かの問題があるけれども公にするには憚られるような内容なのかなとも考えられます。

もう過去のことは終わった話でしかないので、今後はもっと透明な制度を作るというのが良いかと思うのですがそれも何か難しい事情があるのでしょうか。

あまり日本政府が関与しているよく分からない団体があるというのは好ましいことではないと思うのですが、今出ている情報だけでは何とも言えないかなと難しいところです。

世の中にはこのような任命の実態が不明というような各種団体というのも探せばいくらでも出てきそうですよね。それが世の中の役に立っているのであればいいのですがただの税金泥棒になっていないかということは心配になってしまいます。

政府の考えが必ずしも正しいというわけではありませんが、この話のような話はどうしても怪しさが出てきてしまいますし、より透明感を持た仕組みというのは必要なのではと感じます。