動画を投稿するという市場は圧倒的にyoutubeとなっている今ですが、新しい動画配信サービスを展開しますというようなニュースリリースがありました。
youtubeの場合1視聴が平均0.1-0.5円なんてことが言われていますが、1視聴1円を目指す新しい動画配信サービスとなるということです。
リリース記事はこちら
動画配信収益「1視聴1円」を目指す新しい動画配信サービスを展開します。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000094968.html
youtubeが市場を独占しすぎるというのも決して良いことではありませんが、プラットフォームが複数できてそれぞれで競争し合うというのも良いことなのかなとも思います。
ただ動画配信収益1視聴1円と最初から収益を謳った運営をしていくというのはどうなのかということには不安があります。
かつてSNSでお金が稼げますというようなものはありましたがことごとく潰れていってしまいました。全員が収益目的というわけではありませんし、明らかに収益重視を出してしまうと、見る人側にもこの動画はお金目当てだというイメージがついてしまいますし、あまり良い結果が出ないような気がしてしまうのです。
どうやって収益バランスを取るのか
高い収益が見込めますということは良いことかもしれませんが、問題はどうやってその収益バランスを取るのかということです。
収益を出すためには誰かがお金を出さなければいけないので、広告を出す企業が必要になることになります。そして動画が増えれば増えるほど馬鹿にならないサーバー代がかかってくるはずです。一般のサイトとは異なり動画は莫大な容量を消費します。
広告を出す側もわざわざyoutubeではなく新しいサービスにお金を出して、見る側もyoutubeではなくこのサービスを利用するということ。
これはかなりハードルが高い話にならないでしょうか?
このサービスならではのメリットが他にあるのであればいいのですが、収益面だけというと、かなり多くの人が利用しないとそのメリットが出てきませんし、どうしてもマイナー感が出てしまうところはありますし、ここからどう展開していくのかが見えてきません。
ただ、もちろんサービス設計側はそんなことは百も承知でこのサービスを開始しているということになりますし、何かここから盛り上げていくプランがあるのかもしれません。
youtubeに対抗できるようなものが日本でできてくる。またはそこまでではなくてローカルの範囲でもしっかりとファンに受け入れられる。そのようなサービスと発展していってくれると面白くなってきそうですよね。
まだまだ試験運用ということで期待もしたいところです。