節約してるうちに若さを失ってしまうのでは仕方がない

FIREを目指す、というのが今流行りの方法としてよく見かけるのですが、節約して資産形成をして早めのリタイアをする。この方法には欠点というところもあります。

それはて節約をするあまりに若い時にしておけばよかった経験ができなくなるリスクがあるということです。

このようなコメントをしている人がいました。

「FIREを目指して節約をするのは全然良いことだと思いますが、「お金の無駄遣い」を気にするならば「若さの無駄遣い」についても考えた方がいいかなと。

お金は後からでも稼げますが、若さは失ったらもう二度と戻ってこないので、若い時期にしかできない体験はちゃんとしておいた方がいいと思います。」

これは本当にその通りというところもあります。一定の節約をして将来に資産を残して安心な生活を送るということは大事なことです。

でもそのために若い時期に本来楽しむべきことや経験すべきことをしないでただ必死にお金を貯めてしまうというような極端な行動に出てしまうということはおすすめしません。

やはりその年齢ごとに経験しておいたほうがいいということはたくさんあるのです。 お金を貯めてから将来経験しておけばいいと言っても年をとってからではもう若くないからできないというようになってしまうことも多いのです。

海外旅行などの経験はもちろんリタイア後であっても可能ですが歳をとってから周る海外と若いうちに周る海外では感じ方というのは変わってくるでしょう。海外行くのが必ずしも素晴らしいというわけではありませんが若いうちに見ておいた方が得られるものもあるはずです。極端な話ギリギリのお金で貧乏旅行するなんて経験はなかなかいい年齢になってからはできるものではなく、その時だけの若者の貴重な経験となったりもします。

若い時にお金を使って高級なレストランに行ったり、高い買い物をしたり、何か自分に対して大きな投資をするということ、 こういうことは一見無駄遣いなように見えて、何もしなかった人と比べて得られるものはあったりします。何もしないでただひたすら貯金し続けて人生と派手に遊ぶ人生を比較して、貯金する人生は素晴らしいというわけではありません。

後々の若気の至りと言ったような一つのネタになったとしてもそれ自体が良い人生経験として後々活きてくるということは十分にあるのです。
本当に何の経験にもならないような浪費であればそれは意味がありませんし、 日々の中から少しずつ貯金をしていくというのも良い経験の一つです。

ただしお金は出すところは出すということ。今しかできないことを経験しておくということは将来それは良い思い出となるでしょうしその時の経験があるからこそ良い判断ができたり、充実した人生を送れたりということができるようになってくるのです。

バランスの取れた生活をしていれば問題はないのですが将来に向けてお金を必死に貯めるということであまりにも極端な生活をしていると、その生活を送るために失ってしまうほどの出てくるかもしれません。 そのことに十分注意して貯蓄をしていくということが大切です。