欧米の働き方は最高だと思っていると実は全然違うのかも?

日本の労働環境はひどく欧米の労働環境は優れている。
最近のアメリカの労働環境はやや微妙な点が見えてきているかと思いますが直にヨーロッパに関しては日本よりもかなり労働環境が素晴らしいというようなイメージが定着しているような気がします。

私もヨーロッパの労働環境についてはとても素晴らしいものだというような認識があります。

毎日残業もしないで定時で帰っておきながら十分な給料が保証され仕事だけではない趣味が充実したり、家族のことを大切にしたりするような生活が待っている。

本当は色々あるんだということはちょっと思いつつも全体的なイメージとしてはそのようなことを思い浮かべがちです。

でも実際はそうでもなさそうというような事例が出てきました。

欧米には日本人の知らない二つの世界がある
「欧米では残業もなく育休たっぷり取れて給料も高いとか言ってるアホがいなくなるまでこの記事をシェアし続けなければならない。」

https://twitter.com/mayimbesasson/status/1485464433795092485

 

この記事の内容が本当だったとすると考え方を直さなければいけないですよね。
本当に日本の働き方が優れていなくて海外だけが素晴らしいというのは、隣の芝生が青いと見ているだけである可能性が高いわけです。

残業もないということと給料も高いということは全く別の話で、階層が分かれていてそのどちらの状態も同時にあることはないということ。

残業もなく今日もたっぷり取れる人は給料も安く、日々の生活にも困るような人もそれなりにいるというレベルであり、 日本と違い年功序列でもなく出世するような見込みもない。簡単にキャリアアップするような方法もない、という非常に厳しい現実があるということです。

そして日本よりもかなり給料が高いような人たちは最初からエリートコースとして採用され働いている人達で異常な激務の中を走り続けているような人たちだということ。日本でも外資系企業で働く人はトップクラスの人材が多いですし、その人たちは休みなく夜中までハードに働くということも普通にあります。そのような企業に入る人たちも日本でトップクラスの大学を出てさらにその中でも優秀な人たちも一握りです。海外であってもその事情は変わらなかったということです。

むしろ日本では一般の会社に入った人たちも何年もその会社で働いて少しずつ出世していくことができます。最初は低い給料でも出世して給料を上げることができますし、転職してキャリアアップしていくことも可能です。

ヨーロッパの世界ではあまりそのようなことがない階層もあるということで、二極化が明確になっているというか、実際に厳しい生活事情があるなっていうことが分かります。

日本も欧米を目指せばいいという考え方

日本も欧米の働き方を目指せばいいという考え方はかなり短絡的であり実際のところはどうかということを頭に調査しない状態で話してしまってるのかもしれません。

確かに一人当たりの平均年収などは日本よりも高いというところがありますが、このデータは中央値とは違いますし一部の階層が引き上げている可能性もあります。また物価も違いますし簡単に比較するものではないかもしれません。

日本は確かに今あまり良い状態であるとは言えないかもしれませんが、安易に欧米型に移すとそれは格差社会ができるだけで、しかも格差があるだけではなく頑張っても報われない社会ができてしまうかもしれないということで問題があるのかもしれません。

今回の話はあくまで一つの記事であり、これが全てと断言できる話ではありませんが、一つの参考になるような記事にはなったかと思います。