暗号通貨の今後を決める「米大統領令」が2月頃に発令されるかもしれないということがニュースになりました。
その具体的な中身は現段階ではわかりませんが、暗号通貨の規制がより強くなる方向であれば、それぞれの相場は下落していく可能性が高くなります。
今は中国でも暗号通貨は規制され、ここでアメリカが規制に走るようであれば日本もどうなるかはわかりませんし、大きく衰退するリスクも出てきます。
暗号通貨の仕組み自体は必要なものになるのかもしれませんが、政府側としてはこれを野放しにしておくメリットはないですよね。
政府の管理外で通貨が発行されることは、政府の統制を行うのに不利益となる可能性も出るかもしれません。また法定通貨を介さないことで税金逃れに繋がってしまうかもしれません。そして実際に起こっていますが暗号通貨での支払いはマネーロンダリング的なものに使われたり、不正使用にも使われるということでその移動を追跡しても、本人を捕まえられなかったりという問題も起こってきています。詐欺事件も多く発生しています。
政府の影響力を下げ、無法地帯ともなる可能性をはらんでいるため、完全な規制ゼロというのはありえないものになるのでしょう。
その一方で送金コストを低く抑えたり、為替リスクを抑えて買い物が出来るという点もあり、このメリットは残しておきたいところです。
そして個人の投資という点。この点で将来的に大きく儲かる手法としては暗号通貨の方が株やFXと比較してはるかに大きいというところもあります。
株が2倍3倍と大きく膨れ上がるのはよほどのことがない限りはありせんが、暗号通貨であれば、実際にビットコインで大金を得た人が多く出てきていますし、今後もそういうケースが出ることはあるでしょう。
ただし、これは投機ということ。投資対象として見るには情報としてどうなのかという点も多いです。
投機ニーズが多いのはわかりますし、確かにこれで儲かる人もいる、一攫千金という夢があるのもわかりますが、同時に余剰資金でないと一瞬での破綻リスクもあるというもの。
このリスクを踏まえた上で投資している分には何も問題はありませんが、うっかり限度を超えてしまったり、全てを失ったりしないように注意はしていかなければいけないところです。
投機的に一部を持っておくのは夢がある話としてはいいですが、本気の参入には十分に注意することですね。