前回の記事でも紹介したトーマスさんのTwitter発言ですが、このようなものもありました。
「楽な方に逃げた先が地獄ってルートが人生には意外に多い。」というものです。
楽な方に逃げた先が地獄ってルートが人生には意外に多い。その代表例が大学受験だと思うけど、こういう初見殺しは人生の至る所にあって危険。重要なのは長期的な視点で今の苦しさを測ることで、結局どこまで行っても人生は苦しいから、どう逃げるかより何に苦しむかの選択が大切。多分楽の先に楽は無い
— トーマス@ガジェマガ(バイク日本一周中) (@gadgetKaeru) January 18, 2022
苦手なことでもどんどん挑戦した方が良いという意見と苦手なことは放り投げて、自分の好きなことをやった方がいいという意見はいつの時代も分かれるものにはなりますが、大学受験に関してはできるだけ頑張った方がいいと思います。
高校生時点ではなかなかそのメリットを実感できない人も多く、遊びたい時期であったり部活に集中したい時期であったりと多感な時期でもあるのがまた非常に難しいところですが、大学受験が人生の分岐点になる可能性はかなり大きいです。
ここを超えてからでもいくらでも人生で成功することは可能ですし、大学受験が全てなんていうつもりは一切ありません。
でも、大学に行かなかった、良いランクの大学に行けなかったばかりにその後の社会人生活で転落していく人は多数いるのです。
大学によってスキルを担保できる
大学に入ったということ、これ自体が本人のスキルとして一定の社会的評価を受ける。それは昔も今も変わりません。
学歴社会でなくなった等の話はたくさんありますが、それは会社の入社してからの話であったり、転職の話であって新卒採用の場合にはどうしても学校名は左右します。
東京大学卒業と無名大学卒業では卒業後の進路が異なるのは当たり前の話で、そこで楽して無名大学に行ったのに、その後良い生活が待っているなんてことは難しいです。その後自分自身で明確なスキルを付けなければならず、大変な苦労が待っています。
一方有名大学に入っていると新卒のときには自動で評価を上乗せされるため入社する会社も世間的評価が高い企業に入りやすく、またそうでなくても地頭が優秀だと思われる可能性は高く、社会人としてのキャリアアップをするにも良い環境の道を歩みやすいです。
その違いはたった高校生の3年間勉強するかどうかということだけ。
ここを大変だからと逃げるメリットは極めて少ないのです。
才能なんてほとんど関係ありません
大学受験は大変というのは間違いありませんが、勉強をするのに才能なんてほとんど関係ありません。
東大に入学しなければいけないのであれば難しいかもしれませんが、3年間勉強して有名大学にどこにもひっかからない可能性はゼロに近いでしょう。もっというと、たった1年でもガチ勉強をすればそれだけで世間でいう一流大学と呼ばれるような大学へ到達することは可能です。
その先のことを考えた場合、こんなコスパの良い道というのはないのです。
大学に入るために犠牲にすることもないとはいえませんが、大学に入ればそこでまた好きなことをやる時間も出てきます。
高校生の段階で冷静な思考をするのは難しいところはありますが、上手く自分の道は考えていきたいですね。