医療従事者への苦情動画問題

フィッシャーズが医療従事者への苦情動画をあげて炎上して削除、謝罪をすることになったということが話題になっています。

 

この件は本当のところがわからないのでなんとも言えない話になってしまっていますが、この時期にこの状況でこの動画を出すのは悪手だったようには思えます。

 

自分がひどい目にあったと感じたということですが、その影響力の高さは悪い方に作用してしまいます。そして無断撮影というのが印象が悪いですよね。

 

やるのであれば許可を取った上での取材をするべきでしたし、それも今youtuberのやるべき仕事であるのかというと疑問が出るところです。

 

このご時世において大変な医療関係者の動画を無断撮影してそれを批判に使うというのは、もしその医療関係者の態度がよくなったかとしても、時期としてよくないというものです。

 

命がかかっているシーンにおいてそんなことを言ってられないというのもありますし、撮影していたということであればふざけている、邪魔をしていると取られてもおかしくはありません。

 

ただ難しい面もあって、本当に医療関係者が患者に対して問題となるような対応をしていた場合です。今回の件ではないことが前提ですが、悪質な医療従事者がいる、何か悪さをしている、犯罪的なことをしていて告発という手段がなくなると、医療関係は閉鎖的であり何が起こってしまうかわかりません。

 

実際に医療関係者が内部で事件を起こすなんてことも過去ありました。

そういうものを暴く目的であれば、ある程度は許容されるのかなというところはあります。

 

どちらにせよ、この問題に関してはエンタメ目的で投稿するようなものではないですよね。

 

あまりにもデリケートな状況であり、今のオミクロンの状況もこのままペースが落ちていくのかどうかはわかりません。楽観視する意見も多いですし、そうなってくれればいいに違いありませんが、それは勝手に予想しているだけの話ですし、現場関係者に迷惑をかけていいような話ではありません。

 

youtuberはテレビ局等と違って完全に個人の好き勝手にできてしまうのでその歯止めが効きにくいということで問題があります。テレビでもおかしなことが起こり続けてはいますが、youtubeはさらにひどい状態になっています。

さすがに無法化していくのは問題ですし、モラルに欠けるのも問題です。

エンタメという目的では、ある程度の規制的なものも必要となるのかもしれません。